認定看護師教育課程とは
課程長あいさつ
本学認定看護師教育課程は、平成23年(2011年)に緩和ケア認定看護師教育課程を開講し、平成26年(2014年)からは認知症看護認定看護師教育課程、さらに令和5年(2023年)4月から感染管理認定看護師教育課程B課程(特定行為研修を含む)を開講いたしました。2025年度からは、認知看護分野B課程(特定行為研修を含む)も新たに開講しております。
これまでに本課程を修了した人数は、緩和ケア認定看護師教育課程190名、認知症看護認定看護師教育課程290名、感染管理認定看護師教育課程23名の合計473名にのぼり、全国各地で活躍しております。
現代社会において、医療や福祉施設での感染管理は重要な課題であり、また日本は超高齢多死社会を迎え、医療・介護の需要の増大が問題となっております。このような変動する社会情勢の中で、人々の多様なケアニーズに応える質の高い看護を実践できる人材の育成は、喫緊の課題であると考えております。このため、本教育課程では感染管理分野を継続するとともに、認知症看護分野は特定行為研修を含むB課程として新たに開講いたしました。
修了後も、年2~3回の認定看護師フォローアップ研修を開催し、最新の研究やエビデンスに基づく知識のアップデートを行うとともに、仲間同士で悩みや課題を共有する場として活用されております。多くの修了生が5年ごとの更新審査にも合格しており、学びの継続が支援されております。
学びたいと思った時が吉日です。認定看護師に関心のある方々が、夢や目標をもって挑戦できるよう、教職員一同、全力で支援してまいります。
2025年8月
山梨県立大学認定看護師教育課程長
前澤 美代子
*認定看護師に興味のある方は、オープンキャンパス&カフェや受験相談会を開催しておりますのでご参加ください。
これまでに本課程を修了した人数は、緩和ケア認定看護師教育課程190名、認知症看護認定看護師教育課程290名、感染管理認定看護師教育課程23名の合計473名にのぼり、全国各地で活躍しております。
現代社会において、医療や福祉施設での感染管理は重要な課題であり、また日本は超高齢多死社会を迎え、医療・介護の需要の増大が問題となっております。このような変動する社会情勢の中で、人々の多様なケアニーズに応える質の高い看護を実践できる人材の育成は、喫緊の課題であると考えております。このため、本教育課程では感染管理分野を継続するとともに、認知症看護分野は特定行為研修を含むB課程として新たに開講いたしました。
修了後も、年2~3回の認定看護師フォローアップ研修を開催し、最新の研究やエビデンスに基づく知識のアップデートを行うとともに、仲間同士で悩みや課題を共有する場として活用されております。多くの修了生が5年ごとの更新審査にも合格しており、学びの継続が支援されております。
学びたいと思った時が吉日です。認定看護師に関心のある方々が、夢や目標をもって挑戦できるよう、教職員一同、全力で支援してまいります。
2025年8月
山梨県立大学認定看護師教育課程長
前澤 美代子
*認定看護師に興味のある方は、オープンキャンパス&カフェや受験相談会を開催しておりますのでご参加ください。
教育理念・教育目的
教育理念
保健医療福祉の分野において、人々の多様なケアニーズに応えることを目的に、看護職者のさらなる看護実践の向上のため、専門知識や技術の習得、また研究活動など専門支援を行なうことを理念としています。
教育目的
特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて看護実践ができ、他の看護職者のケア技術の向上に資する認定看護師を育成することを目的としています。
認定看護師制度とは
認定看護師制度とは、日本看護協会が創設・運営する制度で、特定の看護分野において熟練した実践能力を有する看護師を育成・認定するものです。1996年にスタートしたこの制度は、医療の高度化や専門化が進む中で、質の高い看護ケアを提供し、チーム医療の中核を担える人材を確保することを目的としています。
認定看護師は、高度な知識と技術を用いて、患者や家族に対する専門的な看護実践を行うだけでなく、他の看護職への教育や指導、医療チームや患者・家族への相談・助言といった役割も果たすリーダー的存在として位置づけられています。
この制度では、まず所定の要件を満たした看護師が、日本看護協会が指定する認定看護師教育課程を修了し、認定審査(筆記試験)に合格することで、正式に「認定看護師」として認定されます。教育課程には、専門分野の実践力を育成する「A課程」と、特定行為研修を統合した「B課程」があり、特にB課程では一部の医療行為(特定行為)を実施できる実践力も同時に習得できます。
認定看護師の活動分野は、感染管理、緩和ケア、集中ケア、小児救急看護、がん化学療法看護、皮膚・排泄ケアなど、2025年度時点でA課程21分野、B課程19分野に整理されています。いずれの分野においても、認定看護師は「実践」「指導」「相談」という3つの役割をバランスよく担うことが求められています。
このように、認定看護師制度は、現場のニーズに応じて高度な看護実践を担う人材を育成する重要な仕組みであり、日本の医療・看護の質を支える柱の一つとなっています。
認定看護師は、高度な知識と技術を用いて、患者や家族に対する専門的な看護実践を行うだけでなく、他の看護職への教育や指導、医療チームや患者・家族への相談・助言といった役割も果たすリーダー的存在として位置づけられています。
この制度では、まず所定の要件を満たした看護師が、日本看護協会が指定する認定看護師教育課程を修了し、認定審査(筆記試験)に合格することで、正式に「認定看護師」として認定されます。教育課程には、専門分野の実践力を育成する「A課程」と、特定行為研修を統合した「B課程」があり、特にB課程では一部の医療行為(特定行為)を実施できる実践力も同時に習得できます。
認定看護師の活動分野は、感染管理、緩和ケア、集中ケア、小児救急看護、がん化学療法看護、皮膚・排泄ケアなど、2025年度時点でA課程21分野、B課程19分野に整理されています。いずれの分野においても、認定看護師は「実践」「指導」「相談」という3つの役割をバランスよく担うことが求められています。
このように、認定看護師制度は、現場のニーズに応じて高度な看護実践を担う人材を育成する重要な仕組みであり、日本の医療・看護の質を支える柱の一つとなっています。
特定行為研修とは
特定行為研修とは、看護師が一定の診療補助である「特定行為」を、安全かつ適切に実施できるようになるための研修制度です。2015年に保健師助産師看護師法(保助看法)が改正され、新たに制度化されました。
高齢化の進行や医師不足、医療の高度化などにより、医療現場ではより柔軟で迅速な対応が求められています。その中で、医師の包括的な指示のもと、看護師が一定の医療行為を実施できるようにすることで、チーム医療の質と効率を高めることがこの研修の目的です。
特定行為には、気管チューブの交換、創傷に対するドレッシング材の選択、脱水に対する輸液の実施、インスリンの用量調整など、医学的判断を伴う38の行為があり、これらは21の区分に分類されています。
研修は、全ての受講者が学ぶ「共通科目」と、実施する特定行為に応じて選択する「区分別科目」で構成されており、臨床推論や病態生理、薬理、安全管理などを学んだ上で、実技や臨床実習も行います。
修了した看護師は、勤務先の医療機関において、あらかじめ作成された「手順書」に基づき、医師の包括的指示の下で特定行為を実施できるようになります。
高齢化の進行や医師不足、医療の高度化などにより、医療現場ではより柔軟で迅速な対応が求められています。その中で、医師の包括的な指示のもと、看護師が一定の医療行為を実施できるようにすることで、チーム医療の質と効率を高めることがこの研修の目的です。
特定行為には、気管チューブの交換、創傷に対するドレッシング材の選択、脱水に対する輸液の実施、インスリンの用量調整など、医学的判断を伴う38の行為があり、これらは21の区分に分類されています。
研修は、全ての受講者が学ぶ「共通科目」と、実施する特定行為に応じて選択する「区分別科目」で構成されており、臨床推論や病態生理、薬理、安全管理などを学んだ上で、実技や臨床実習も行います。
修了した看護師は、勤務先の医療機関において、あらかじめ作成された「手順書」に基づき、医師の包括的指示の下で特定行為を実施できるようになります。