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理念と目的


グローカルな知の拠点となる大学

山梨県立大学は地域に開かれた大学であり、グローカルな知(Global+Local、地球的と地域的、総合的と個別的な視点を兼ね備えた知)を創造・継承・活用することを通じて、豊かで生き生きとした社会の発展に寄与することを目指します。

グローバル化が急速に進み、地域社会にも地球規模での課題解決が迫られています。環境問題の深刻化や市場原理の多様性、情報革命の明と暗、高度医療と生命倫理等々、グローバルな視野で現実をとらえながら、生活の場である地域で行動していく実践的な知が求められています。ローカルな現場でのグローバルな問題を解決するために必要なのが、グローカルな視点なのです。

人類のより良い生存のためには、こうした知の創造が欠かせません。基礎的な学問研究を重視しながら、同時に、地域に生きる人々のための現代的・地域的・生活的課題に取り組む実践的研究を、県民の専門分野の人々と協働しながら促進します。

未来の実践的担い手を育てる大学

大学には、社会の実践的な担い手を育成することが求められています。本学が社会の第一線で活躍する有為な人材を教員スタッフに揃えたのも、大学と社会との有機的連関を重視したからにほかなりません。しかし、大学が目指す実践的人材の養成とは、すぐに役立つことを必ずしも意味しません。必要なことは、長期の広い視野で眺めたときに真価を発揮する実践的人材の養成です。

このような観点に立って本学は、生命の尊厳や自己形成に不可欠な教養教育を、専門教育と同様に重視します。また、外国語を含む言語的能力を高めるためのコミュニケーション教育や、コンピュータ・情報教育の充実にも配慮しています。

専門教育では、地域の現代的・地域的・生活的課題についての学習や問題を解決する実践力の養成に努めます。そこでは、専門的知識や技術の習得に止まらず、専門的科学的方法を体得し、全体を総合的に見ることが大切です。

そのため、本学のカリキュラムでは、各学科ごとにコアとなる必修科目が配置され、各人が主体的に時間割を作成することによって、学問的体系が段階的にできあがるように工夫されています。

また、本学では、自治会やクラブ活動などの正課外教育を重視します。学生達がそれらの自主的活動に参加することによって、自立心が高められ、様々な価値観をもつ人々と幅広く連携することを通して、社会で主体的に生きていく力が培われると考えているからです。

地域に開かれ地域と向き合う大学

山梨県立大学 外観

地域の問題を解決するためには、大学と地域とが問題を共有し、協働して解決にあたることが必要です。また、大学の知的資源を地域に広く開放し、地域社会の発展に役立てたいと考えます。

そのために、「地域研究交流センター」を設け、地域のニーズと大学の知的資源をコーディネートしながら、地域文化の創造、地域の貴重な文化遺産の発掘、保存、伝承に努めるとともに、生涯学習機能の充実のためにリカレント教育や社会人入学、科目履修生制度を実施します。

本学は、山梨県民の強い支援によって作られた大学です。その期待に応え、山梨県の発展に寄与するとともに、山梨県から日本へ、さらに世界への貢献を目指します。
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